書くと、気持ちやモヤモヤが整理されて、驚くほどに胸の内がスッキリします。
文字数なんて20文字程度でも良いですし、上手に書く必要もありません。
今回は、書くとストレスが解消され、人生がどんどん上向きになる理由を解説します。
この記事でわかること
- 主婦こそ実践したい!書く効果
- 書くとストレスが減る理由
- どうやって書く?おすすめの『書く』形式
この記事を書いた人は
2016年に在宅仕事を開始。2019年から本格的に在宅ライターを始める。日記を習慣にしてストレスや気持ちを整理し始めたら、専業主婦時代とはまるで違う生き方になった。もちろん、今の生き方が楽しい!
運動より手軽に感じられる、『書く』効果。
「書いても解決なんてしないよ!」と思った方こそ、半信半疑でもいいのでぜひ書いてみてほしいです。
それでは行ってみましょう!
書く効果はすごい
『書く』一番の効果は、気づかなかった気持ちに気づけること。
“エクスプレッシブ・ライティング”とも呼ばれる手法で、自分の考えがクリアになるにつれてストレスやモヤモヤが減っていきます。
ずっと抱えていた悩みの原因は、案外大したことないものだった。なんてわかることも。
私が実際に体感した、書く効果を解説していきます!
ストレスが大幅に減る
書くと、ストレス解消になります。
胸の内のモヤモヤを言語化することで、「なんとなく不快」の状態から抜け出しやすくなるからです。
脳内:家事に育児に毎日ストレスが溜まるなあ
書く:家事はやることが多過ぎるし、子どもはまだ言って聞く年齢じゃないから大変
どちらも同じに見えますが、書いた方はより具体的に何がストレスかを記しています。
原因が見えてくると、ストレスも解決しやすくなりますね。
家事:やることが多過ぎる→手抜きを考える、特定の家事をやらない日を作る
育児:言って聞く年齢じゃない→仕方ないと割り切る、子どもが寝た後にストレス解消(甘いものを食べる、ゲームをする)
もちろん、最初から綺麗にまとめて書く必要はありません。
何が原因だろうなんて頭で考えて、書く手が止まっては本末転倒です。
脈絡は無く、まとまってなくてもとにかく書く
これでじゅうぶんです。
こんなこと書いても仕方ないと思うことほど書いて読み返してみてください。
ストレスが可視化され、解決に向かい始めたりまあ仕方ないか!と割り切れたりしますよ。
自己肯定感がアップする
「あれ?自分ってそんなにダメじゃなくない?」と思えます。
気持ちを書いて客観視すると、思ったより頑張っている自分が見えてくるものです。
脳内:あれもできなかったし、これもできなかった。ほんとダメだなあ。
書く:あの時はこうして、この時はこうしたけどダメだった。上手くいかないなあ。
同じように見えますが、全然違います。
脳内は「自分はなんてダメなんだ」で止まってしまいますが、書いて読み返すと『何がダメだったか、どんな手を尽くしたか』がわかることが多いです。
『褒め』でもっと自己肯定感を高める
一日一褒めで、より自己肯定感は高まります。
たとえ自分から自分に対してでも、褒められると嬉しい!
単純なようですが、馬鹿にできない行為です。
日記やメモの最後は、自分への褒め言葉で締める
どんなに最悪なことがその日あったとしてもです。
じっくり考えて、その日の自分を深掘りして、褒め言葉を記してください。
自分のことが少し好きになって、その日を終えられます。
この少しの好きを日々積み重ねると、だんだん自分のことが大好きになれますよ!
私も日記で褒め言葉を一言書いて終わらせるようになってから、自分の良いところに目を向けられるようになりました。
機会がないなら、どんどん自分で褒めちゃいましょう!
頭がスッキリして生活がはかどる
胸の内のモヤモヤが消えると、頭もシャキッとしてやりたいことが次々と浮かんできます。
書くことでマイナスの感情を全て外に吐き出しているからです。
モヤモヤを次の日に持ち越さない!
書いてモヤモヤを解消してから次の日を迎えると、想像以上に清々しい気持ちです。
心から今日もまた頑張ろうと思えます。
生活に楽しみを見出す余裕も生まれやすくなりますよ。
- 些細なことでイライラしなくなる
- 人にも自分にも優しくなる
- 頑張ろうというエネルギーが湧く
書く行為は、“こういう風に日々過ごせたら良いのに”という理想を引き寄せる力があると思います。
言霊というのも、案外馬鹿にできませんね。
どうして書くとストレスが減る?
『書いてストレスが減る』なんて、どうもしっくり来ないと思う方に。
主な理由をお伝えします。
不安や悩みを客観視できる
文面に起こすことで、不安や悩みを冷静に見つめられます。
頭の中では堂々巡りしがちな思考も、文字にすることで整理されますよ。
簡単な例
脳内:明日の予定が嫌だ。面倒だし、行きたくない。嫌だ…(無限ループ)
書く:明日の予定が嫌だ。面倒。何が面倒か?移動。人の多い電車に乗りたくない。
書き出し始めると「嫌だ」の一言でなかなか終わらないものです。
もうすこし何か書こうとペンを走らせていると、不安や不快の理由を自然と書き出すことが多々あります。
上記の場合、人の多い電車に乗るのが嫌だという原因にたどり着いているのがわかりますね。
脳内だけの思考だと、行きたくないという気持ちばかりに目が向いてただ鬱々としていく場合が多いです。
原因がわかれば、悩みの解決策が出やすいですね。
人の多い電車が嫌→電車に乗る時間帯を変える、移動手段を変える
上記はあくまで例なので、人によっては服装を考えるのが面倒とか会う予定の人が嫌だとか様々な結論が出ます。
それでいいんです。
悩みを客観視できる→対処や気持ちの整理ができる→ストレスが減る
何が嫌なのかがわかることが大事なんです。
解決策が出せない問題でも、何が嫌かをはっきりわかっていることで気持ちの整理もつけやすくなりますよ。
書く前と後で、考え方が全く変わるという経験を私は何度もしています。
書いてスッキリした後に見える景色は、とても気持ちが良いですよ。
人に言えないことも吐き出せる
- どんな愚痴も不満もなんでも書いてOK!
- 言葉遣いに気をつかう必要ナシ!
- 心のままになんでも書いてイイ!
だって、書いた自分以外に誰も見ませんからね。
なんでも話せる友人や家族にさえ、愚痴を言う時は言葉のチョイスや表現の仕方に気をつかってしまうのが大人です。
それはとても素晴らしいことですが、故にストレスを吐き出しきれない時もあります。
ノートやアプリのメモなど、なんでもOKです。
胸の内にストレスやモヤモヤを押し込めて溜めるくらいなら、文字として吐き出して終わりにしてしまいましょう。
書いてスッキリ→ストレスが溜まりにくくなる
実際、書いた後はスッキリしてもう気にならなくなる。なんてことがよくあります。
何日もモヤモヤと考えていたことが、書いた一晩でサッパリ!
そんな爽快感を味わえますよ。
ブログやSNSでの吐き出しってどうなの?
具体的な愚痴や吐き出しはおすすめしません。
多くの人が見る場所で誰にも気をつかわない言葉を吐くのは、大通りの真ん中で裸を晒しているのと同じです。
誰かを不快にさせる可能性が高いですし、自身の価値も下げます。
あまりに詳細な愚痴は、身元を特定される危険もあります。
誰のことも気にせずに書く=紙のノートや非公開のメモアプリがおすすめ
ブログやSNSは、節度やルールを守って利用するのが一番安全で楽しく過ごせます。
書く内容での媒体の使い分けが書く効果をより感じられるコツです!
おすすめの『書く』形式
今すぐ始められる、おすすめの『書く』を紹介します。
ぜーんぶ始めてみるのもヨシ、ひとつにじっくり取り組むのもヨシ。
ネットでの『書く』なら、思わぬバズりでさらに自己肯定感爆上がり!なんてこともありえます。
とりあえず何でも挑戦してみちゃいましょう!
日記
定番で始めやすい『書く』形です。
日記をつける場所は紙のノートでもアプリのメモでも、なんでもOK!
日記を続けるポイント
紙でもアプリでも、日記を続けるポイントはたった3つです。
- 毎日書こうと意気込みすぎない
- 文字数や文量を気にしない
- 褒め言葉で終わる
絶対毎日書く!と意気込みすぎると三日坊主になる危険があります。
最初はゆるく、何日かに一回書けたらいいかなくらいのペースで始めてみてください。
書いてたらだんだん楽しくなってくるので、自然と毎日書けるようになります。
文字数や文量も、日によって自由でOKです。
一言、二言書いて終わりの日があっても大丈夫。
「何書こうかな」と数分でも考える時間があるだけで素晴らしいです。
明日も頑張ろう!と思えますし、また日記を書きたくなります。
最初は難しくても、だんだん自分の良いところが簡単に見つかるようになりますよ!
紙のノートならこだわりたいポイント
- ノートの見た目
- 書きやすい文房具
可愛いお気に入りのノートなら、開くたびにちょっと良い気分になれます。
書きやすいボールペンやシャーペンなら、かすれや引っかかりが無いので書くストレスを最小限にできます。
見た目や機能性から、続けやすい仕掛けを用意しておくのがおすすめです。
メモ
頭に思い浮かんだことをただ書いていくだけの形です。
日記と違うのは、日付関係なしに思いついたことをただ書き留めていく点です。
特にストレスや不安を書き出すとスッキリ感を感じられますよ。
感じたことや思いついたことをただメモしていきます。
- 食べたアイスが美味しかった。他の味も食べたい。
- 昨日観た映画で、〇〇は××のことだったんじゃないかと今気づいた。
- 仕事の人間関係で猛烈にストレスがかかった。
アイスの味を調べればもっと好みの味があるかもしれませんし、映画の感想をもっと考えてみればさらに深い感動を味わえるかもしれません。
ストレスも客観的に見つめられて、解決の糸口が見つかるなんてこともあります。
書いて頭がスッキリ=新しい考えが浮かびやすい
今はどれほど頭だけで考えても出てこないアイデアや発見が、ポン!と突然現れる。それが書く効果のすごいところです。
新しいこと(仕事や趣味)へ挑戦する糸口が見えたりすることも十分にあるのです。
初めは何を書けばいいか戸惑うかもしれませんが、慣れてくるとどんどんいろんなことを書き留めたくなりますよ。
紙とアプリ、どっち?
紙でもアプリでも使いやすい方法を取るのが一番だと思います。
思考を書き出すメモは、一般的に紙に手書きする方が良いとされています。
手と脳をフルに使うことで、脳の海馬(記憶を司る部分)が活性化され深く記憶が刻まれるからです。
手書きによる効果は様々な著書でも注目されている方法です↓
しかし、近年の生活でいきなり『紙やノートを出してペンを持って書く』のは、ハードルが高いようにも感じます。
注意ポイント
メモを取るための紙を週末買ってこよう→時間が経つにつれて面倒になる→結局買わない
この結末が一番もったいないと思います。
なので、最初は紙かアプリかにはこだわらず、すぐ書けそうな形で始めてみてほしいなと思います。
書くのっていいなと思ってから紙のメモを試しても、全く遅くありません。
メディアプラットフォーム
ブログやSNSのことです。
上述の日記やメモと違って、ネット上で不特定多数の人に公開されます。
つぶやきや日記、エッセイにコラムと、どんな形で何を公開しても自由です。
つらつらと普段のことを書いてみてもいいですし、胸の内にある衝動を思いのままに書いてみるのもアリです。
- 今日見つけた花が綺麗だった
- こういったことにモヤモヤする
- 推しが大好き!推しのココが良い!!
あなただけの中にしまっていた気持ちが、誰かに届いて新しい発見が生まれるかもしれません。
共感してくれたり意見を言ってくれたり。
気持ちがスッキリする+新しい世界が広がる
そんな可能性を十分に秘めているのが、メディアプラットフォームの魅力です。
番外編:創作
自分のことを書くのが苦手な人は、創作を始めてみるのはいかがでしょうか。
思考を書き出してスッキリするという趣旨からは若干外れますが、夢中で書いていると充実感があります。
思考術というよりは趣味ですね。
ファンタジーや人間ドラマ、恋愛モノにミステリー。
興味のあるジャンルで小説を書いてみるのがおすすめです。
どうしたらおもしろくなるだろう?
こんな展開のストーリーが読みたい!
ああでもないこうでもないと頭を捻りながら書く作業は、なかなかに充実度が高く楽しいものです。
日々の生きがいになりますし、眠っていた才能開花に繋がる可能性も大いにあります。
書いたものは、世間に公開するのも自分だけで楽しむのもどちらでもOKです。
誰かの反応が欲しいならネットで公開してみるのもいいですね。
どんな形であれ、書いて楽しむことが大切ですよ!
書いたら人生が変わる!書く効果を実感してみよう
本記事のまとめはコチラ↓
まとめ
- 『書く』でストレスは大幅に減る
- 『書く』で自己肯定感アップ
- 『書く』手段はなんでもOK!
ここまで読んでも半信半疑の方、たくさんいると思います。
何はともあれ、騙されたとでも思ってとりあえず書き始めてみてください!
主婦、というか大人をやってると日々何でも吐き出せるワケではないのが常。
だから、書いてどんどんスッキリさっぱりしちゃいましょう!
ではまた、次回の記事で。