プログラミング 社会人

社会人がプログラミングを学ぶべき理由【SE 5年→総合職の僕が解説】

社会人がプログラミングを学ぶと仕事にどう役立つの?プログラミングが役立つなら、IT未経験の人でも学べるのか気になるし、効率的な学習法を知りたいです。プログラミングは、今後の社会を生き残る必須スキルなのでしょうか?

今回は、このような疑問にお答えします!

記事の内容

  • 社会人がプログラミングを学ぶ重要性とは
  • IT未経験の社会人でもプログラミングは学べます
  • 社会人のプログラミング学習方法【効率が大事】
  • プログラミングができる社会人はどこでも通用するワケ【実体験から解説】
僕が解説していきます!

この記事を書いた人は

大手ITメーカーでSE(システムエンジニア)を5年経験し、総合職へ転職。現職ではITスキルを活かした職務を担当。社内のIT化促進とその開発に携わり、ITスキル持ちの人材価値を実感中。

プログラミングはこれからのビジネスに必須スキルだ!ITに強い人間が生き残る!

何年か前にそう言われ始め、その考え方がだんだん定着しつつあります。

しかし、考え方は定着しても実際にITスキルを持った社会人が増えたかといえば、答えはNOです。

プログラミングがこれからの時代は大事なのはわかったけど、どのように大事なのか?どう仕事に役立つのか?が具体的にイメージしづらいのが原因のひとつと考えます。

今回は、どうして社会人はプログラミングを学ぶべきなのか、ITスキルは“生き残れる社会人”の必須要素である理由を解説していきます!

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社会人がプログラミングを学ぶ重要性とは

社会人がプログラミングを学ぶとIT関連職でなくとも実務に確実に役立ちます。

激変していく社会を生き抜くために必須なスキルな理由を説明していきます。

社会人がプログラミングを学ぶべき理由とは

その理由は、SEやITベンダー・IT担当者とのコミュニケーションが取りやすくなり、仕事の幅が広がるからです。

システム作りの基本知識があると、なぜこのような見積もり・スケジュール・問題や課題が出てきて困っているのかがわかるようになります。

見積内容確認の際

しかし、知識がある場合

 

このように細かい部分がわからなくても、ざっくりとしたイメージは掴めるので、専門的な内容であってもある程度の理解ができます。

IT関連の取引が増え続ける社会において、プログラミングは需要の高さNo.1の人材スキルなのです。

求められる人材価値向上

社員にプログラミングを学ばせる企業や、自主的にプログラミングを学ぶビジネスパーソンも増えてきています。

 “プログラミングで得られる知識や論理的思考力が業務に役立つ”という考え方が広く認知され始めたのです。

イナズマ受講者の1人で、メガバンクで法人営業を担当する男性(32歳)は言う。「金融業界ではデジタライゼーションが進んでいて、銀行にとって戦略の柱だ。業界で必要な知識になるし、3~5年後のことも考え、武器を身に付けておきたかった」。彼は、2月からフィンテックのベンチャーに転職するという。

物流会社で営業を担当する男性(32歳)も受講者の一人。「会社でリベラルアーツの研修を受けたときに今後の素養として必要だと感じた。今まで学ぶ機会がなく英語より知識が足りない。ドライバー不足の解消に向けた業務効率化など、会社にいろいろ提案できるようになりたい」と話す。

 

livedoor NEWS 東洋経済オンライン「プログラミングを学ぶ社会人が急増している事情」(参照日2020年9月16日)

人材評価として、プログラミングを学んでいることが前提である可能性が今後も高まっていくことが予想されます。

プログラミング教育開始で人材価値が激変

早くてあと10年、社会には幼年からプログラミングを学んだ人が続々と登場します。

2020年から学校でのプログラミング教育必修化により、プログラミング知識習得済みが当たり前の時代になるということです。

既にプログラミング教育を開始している海外の例を見てみましょう。

エストニア⇒ICTの先進国であり、Skypeを生んだ国。プログラミング教育は2012年から開始。パソコンでプログラムを組み、レゴのロボットを動かす「ロボット開発の授業」を必修科目としている学校も。

インド⇒ICT先進国。小学生からプログラミングのカリキュラムに取り組んでいる。LOGOを用い簡単な図形描価画など高水準のプログラミング教育を行う。

プログラミングで学べるのは、技術的なものだけでなく、論理思考力や問題解決能力です。

海外でのプログラミング教育の成果として、IT教育だけでなく、問題解決能力や論理的思考力、そして科学的な思考力も備わったという評価をしている国もあります。

頭の柔らかい幼年期から、そうした能力を身に着けた人材が社会に登場するとどうなるか?

10年後、わたしたちは何歳でしょうか?

自分の市場価値について今一度考える必要性が出てきています。

しかし、そうなると気になるのは、大人になってからでもプログラミングは習得できるのか?ということ。

次は、IT未経験の大人でもプログラミング学習&習得は可能な理由を説明します。

IT未経験の社会人でもプログラミングは学べます

プログラミングは理系学部出身者やIT関連の仕事をしたことがある人じゃなくても習得できます。

文系学部出身者や仕事で全くITを使わない人でも学べる理由を解説していきます。

数学知識はいらない

プログラミングに難しい数学知識は必要ありません。

四則演算と小数が使えれば問題ないです。

プログラムを組む際は決められたルールを数種使い、書き込みを行います。(コーディング)

ルールはすでに決められているものですから、それを使いこなすだけです。

つまり、書き方のルールをわかっていればプログラムは組むことができます。

そこに難しい計算問題や数学的解釈が発生することはありません。

中にはAIや複雑なゲームプログラミングなど、数学知識が必要になるものもあります。

しかし、社会人のビジネススキル向上のためのプログラミングという範囲ではほぼ必要ないので安心してください。

未経験者対象のプログラミングスクールが充実

近年、プログラミングスクールはサービスがどんどん充実してきています。

IT人材の需要が年々高まり続けているのも背景のひとつです。

スクールの未経験者対象クラスだと、スマホに新しいアプリをインストールする方法(例:LINEをスマホにインストールする手順)というレベルから説明してくれる所も多いです。専門的にITを学んでなくても勉強できそうな気がしてきますね。

このように、丁寧に指導してくれるスクールが増えたことも、プログラミング学習のハードルが下がった一因です。

教材が豊富

プログラミング学習のための手段もどんどん増えてきました。

学校教育への取り込みなども追い風となって、近年では自宅で学べるプログラミング教材も多数あります。

プログラミング教材例

  • プログラミングを学べるゲーム
  • 無料or有料オンライン講座
  • 漫画で説明する教本
  • レゴを使ってプログラミングを実践するもの
専門的な教材・本だけでなく、楽しく学べるといった観点のものが増えてきました。

難しそうといった抵抗感を減らし、未経験でも学習継続がしやすい工夫を豊富にすることで、プログラミング習得へのハードルが年々下がりつつあります。

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社会人のプログラミング学習方法【効率が大事】

社会でもプログラミング習得は可能な理由を説明しました。

次は、社会人のプログラミング学習方法について紹介していきます。

プログラミングは習得にそれなりの時間が必要です。

言語にもよりますが、プログラミング基礎力の習得には200~250時間必要だといわれています。

毎日1時間プログラミングの学習を行っても9ヶ月近くかかる計算です。

週に2~3回ほどしか学習する時間がとれない方はプログラミングを習得するのに1年以上かかってしまいます。

 

WEBCAMP NAVI by DMM.com 「プログラミング習得時間はどのくらい必要なのか?」(参照日2020年9月16日)

社会人の限られた時間の中で、いかに効率よく学ぶかが習得のカギとなってきます。

しかし、時間がかかる分、行動開始した人から周りと差をつけられるのも事実です。

社会人のプログラミング学習法は、大きく分けて2つあります。

社会人プログラミング学習法

  1. 独学
  2. プログラミングスクール

それぞれ解説していきます。

①独学

自分で教材を選び、勉強していく方法です。

プログラミング独学は可能ですが、かなりハードです。

社会人の限られた時間でいかに効率的に学習を進め、目標に到達できるかが重要になってきます。

プログラミングを独学するために必要なことは、

  1. 学習の到達点を明確にして勉強に取り組む
  2. 勉強スケジュールをしっかり組んで毎日地道に進める
  3. エラーが出ても解決するまで根気よく取り組む

この3つです。

つまり、独学で習得のためには

  • プログラミングの基礎を習得し、簡単なプログラムは組めるようになりたい
  • プログラムを組むつもりはないが、ビジネスレベルで役立つくらいの知識はほしい

といった明確な学習の着地点を定め、それに合った勉強法を行うことが大切です。

プログラミング学習は、“習うより慣れよ”というスタンスが肝です。独学するなら、毎日少しずつでもプログラミングに触れるスケジュールを組みましょう。

上記3点を根気よく実践できる人は、独学でもプログラミングが習得可能です。

独学で習得した人のロードマップは非常に参考になるのでおすすめです。

こうした個人の体験談は独学に不可欠なモチベーション維持や、ちょっとしたコツも述べられています。

独学習得を目指す人は情報収集をよく行い、達成までのロードマップを描くことが大切です。

②プログラミングスクール

プログラミングスクールに通い、勉強していく方法です。

独学より断然お金はかかりますが、かなり効率的に勉強ができます。

プログラミングスクールに通う利点は2つあります。

1.効率的に勉強できる

習得したい知識・技術を集中的に勉強できますし、わからないことがあっても質問してすぐ解決できます。

プログラミング学習の最大の挫折ポイントが、問題解決に時間がかかることです。

エラーが発生したとしても、初心者の段階ではどこにエラーが発生したのかを探すだけでも膨大な時間がかかります。コードのエラー箇所を探すだけで2~3時間かかることはザラです。

しかし、指導してくれる人がいると聞けば即解決、あるいはエラー探しのヒントや見つけるための考え方を教えてくれます。

この時間の差は大きいです。

“何がわからないかわからない”と悩む時間を全て勉強に回せるのですから、いかに効率的に学習を進められるかは明白です。

2.仕事に役立つという視点で学べる

得た知識や技術は、実際に活用できないと意味がありません。

スクールでは、習得知識の仕事への活かし方の他に、業界のトレンドや流れをキャッチしながら最新の知識を学べます。

僕は大学院でプログラミングを組む機会がかなりありました。しかし、いざSEに就職して仕事で使うとなると院で学んだことはまるで役に立ちませんでした。

あんなに組んだのに!?と新卒当時はかなり絶望しましたね。

勉強するプログラミングと仕事で使うプログラミングは違います。

得たものをどう仕事に活かすかまで学んでこそ、社会人のプログラミング学習と言えるでしょう。

人材価値を高めるためにプログラミングを学習したいなら、プログラミングスクール一択です。

社会人向けのビジネス養成コースがあるプログラミングスクールは、2つあります。

社会人向けプログラミングスクール

  1. DMM WEBCAMP

 

1.DMM WEBCAMP



DMM WEBCAMPは、スクール終了後も学習を継続できるスキルを身に付けることを目的とした教養講座があります。

ヒアリングで目標を決め、トレーナー等で進捗確認や面談などを行い挫折しないように導いていくというフォローの手厚さが初心者にありがたい点です。

Webスキルのパーソナルジム【WebCamp】

こちらもオンラインカウンセリングが無料で、ライフスタイルに合わせた学習方法・ペースの提案などを丁寧に解説してもらえます。

ビジネス教養コースはやはり夜・土日の予約が埋まりやすいので、カウンセリング申し込みは早めが吉です。

以上、プログラミングの学習方法を説明しました。

次は、プログラミングを学ぶと仕事にどう役立つのか僕の体験からの具体例を紹介します。

プログラミングができる社会人はどこでも通用するワケ【実体験から解説】

プログラミング経験や知識が仕事のどのようなシーンで役立つか、実体験を元に説明していきます。

僕の前職は大手メーカーSEで、現在はエンタメ業界総合職です。ITが主力商品でない会社だからこそ、プログラミング経験・知識が活きていると実感しています。

プログラミングを学んだ人は、どこでも重宝される人材になれるワケを解説します。

ITベンダーの言いなりにならない

ITベンダー(システム開発業者)と対等に話ができ、社内システム導入を最適コスト&納期に導けます。

プログラミング経験があると、ベンダーの提示する仕様書(システム設計書)を見た際に、必要な機能や不要な工程などが理解できるからです。

システム導入時、社内にITに精通した人がいない場合によく起こることは、主に次の3つです。

よくあるトラブル

  • 不要な機能を提案されるがままに搭載し、高コストになる
  • “こうしたい”という要望が具体的に伝えられず、イメージと違うシステムが出来上がる
  • 納品スケジュールが適正かわからず、納期に間に合わない

プログラミング経験があれば、仕様書を見るだけでなんとなくの概要が掴めます。

すると、ベンダーとの価格交渉やトラブル(契約やスケジュール)を避けるリスクヘッジ、社内への詳細な報告などが可能になります。

結果、ITベンダーと話すなら絶対この人!と重宝される人物になるのです。

社内での地位向上&チャンス多発

プログラミングに詳しい人がまだまだ少ない現在、知識・スキルを持っていれば頼られるシーンや任される仕事も増えます。

ITスキル持ちの人は、昨今のコロナ禍でそのことを実感した人も多いのではないでしょうか?今回のコロナショックでリモートワークに慌てて切り替えたという企業も少なくありません。

今や社内ITシステム化は避けられない流れです。

僕の場合…

中途入社時、社内IT化は全然進んでいませんでした。しかし、昨今のコロナ禍もあり、IT化は急務に。

僕は年明け~春頃までかなりの業務量になりましたが、在宅で業務ができない人もいる中、仕事が割り振られ頼りにされている実感がありました。社内IT化に関して部長クラスまで巻き込んで話ができるようになり、多くのチャンスが生まれてむしろラッキーだったと思っているくらいです。

ITスキルは普遍的なものなので、大きな仕事が増えて経験を積むほど、どこでも通用するという自信がどんどん付いていきました。

近年のIT人材需要の高まりとコロナショックは、ITスキル持ちにとってはむしろ大きな追い風です。

プログラミングなどのITへの知見は、IT化がさらに加速する現状において、ピンチをチャンスに変えられるスキルなのです。

まとめ:プログラミングができるビジネスパーソンは最強!

IT化が加速する世の中で、プログラミングができるビジネスパーソンはこれからどんどん人材価値が高まっていくでしょう。

いまやプログラミングはプログラマーに就職する人だけに必要なスキルではないのです。

仕事でのプログラミングの重要性を理解した人はもうすでに行動しています。

プログラミングスキル習得はどうしても時間が必要だからです。

あなたも10年先を見据えて人材価値を高めるための行動を今!始めましょう!

※この記事は、『監修:夫 構成・執筆:妻』で作成しています。

※記事のわかりやすさのため、夫視点での説明で作成しています。

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