今回は、こんな疑問にお答えします。
この記事でわかること
- 在宅Webライターに高い文章力はいらない理由
- ライター初心者が意識すべき文章の書き方
- これから文章を書く人におすすめの本
この記事を書いた人は
こんな人
- 2016年に在宅仕事を開始→2019年から本格的にWebライターを始める
- 文章を書く仕事とは無縁だったが、ライティングで月5万以上稼ぐまでに
これまでの経験で感じたこと↓
『在宅Webライターは高度な文章力がなくても始められるし稼げる』
それでは行ってみましょう!
「簡単な文章しか書けない」→むしろそれでOK!
誰からも高評価を得られるような、素晴らしい文章を書く必要は全くありません。
在宅Webライターの仕事内容は、高度な文章で競い合うことではないからです。
簡単な文章を書けるレベルでOKな理由を解説していきます。
在宅Webライターに必要なもの=クライアントが求める文章
クライアント(記事の発注元)が求める文章を書ければ、Webライターとして確実に稼げます。
これは初心者だろうが経験者だろうが、関係ありません。
どんなに素晴らしい文章を書き上げても、クライアントが受け入れなければ報酬にはなりません。
小学生並みの簡単な文章しか書けなくても、クライアントがOKを出せば報酬が出ます。
つまり、クライアントの期待に沿う文章が書けるか否かの方が大事なのです。
クライアントがOKなら、『簡単な文章しか書けない』レベルでも問題ナシ
クライアントの期待値は、募集内容でだいたい推し量ることができます。
- 初心者OK
- 文字単価0.5~1円
- 実力養成を促す文言(これから実力をつけていきたい方へ!等)
こういった文言があれば、小学生レベルの文章力の初心者でも仕事の受注=Webライターを始められる可能性が高いです。
文字単価は、最初は低めからのスタートと心得ておきましょう。
未経験者の場合、むしろその方が気がラクかなと思います。
文章は自己表現ではなく手段
Webライターの仕事において、心にとどめておいた方がいいこと↓
文章を書くこと=仕事をするための手段
文章は、読者に情報をわかりやすく伝えるための手段です。
読者に伝わるのであれば、簡単な文章でも入り組んだ文章でもどちらでも良いんです。
『文章=自己表現のセンスが必要』なんて、そんな心配はしなくてOKです。
豊富な語彙も高尚な表現も、読む人に伝わらなかったら意味がありません。
簡単でもわかりやすく伝わる文章を書く
この心がけがあれば、初心者でもライターとして収入を得られます。
文章に自信のある方のよくある失敗パターン
「己の文章力の高さを示そう!」と意気込んでしまう
普段使わない言い回しや小難しい表現を多用しても、校正で修正が入りまくるのがオチです。
Webライターの仕事=表現力や文章力の高さを競い合う場ではない
読者を意識した文章が書けないと、どんなに高い文章力でも即修正です。
文章で自己表現をするという行為が悪なのではありません。
むしろWebライター以外の場では、己を表現する文章をどんどん書いてほしいと思います。
書くことが楽しいと感じる気持ちは、仕事を続ける上でもとても大切な感情だからです。
余談:書くことは楽しいことです
話は少し逸れますが、『自己表現はいらない』『文章は手段』となんだか冷たいことを言っておきながら、同じく伝えたいことがあります。
それは、書くことは楽しいということです。
「書くのが楽しい!」と思える方は、ライティングの仕事を続けられます。
理由は単純で、『好きだと思えるものは続く』。ひとえにこれです。
好きなものは続く→続くと習慣になる→だんだん書くのが上手になる
仕事として文章を書きながら、書く楽しさを各々見出してほしいです。
書く楽しさを感じるためにしてほしいこと↓
自分の思うままに、自由に文章を書く
日記でも手紙でも、Twitterでも私小説でもなんでも良いです。
Webライターをしてみたいと思うほどの方であれば、『書く=楽しいこと』だと思える瞬間がきっとあるはずです。
「そもそも書くのが楽しい」という原初的な気持ちは、案外馬鹿にできません。
仕事がしんどくなってきた時に、必ずあなたを支える感覚です。
Webライターを始めるのを機に、書くのが楽しいという感情に出会ってほしいです。
その他、『書く』が習慣になるとどんな良い影響が出るのかは、【人生変わる】ストレス解消や自己肯定感アップ!主婦こそ感じたい書く効果【ノートや日記】にまとめているのでご興味のある方はぜひどうぞ。
では、話を戻します。
学ぶ姿勢は忘れずに
在宅ライターは初心者でも始められますが、『書くこと』が上手くなるよう努力する姿勢はとても大切です。
『書く』が上達する→単価が上がる→収入アップ!
在宅ライターである程度の収入を目指すなら、地道にスキルを磨くのが一番です。
文章のスキルアップには、記事に取り組む際の姿勢が重要です。
- 論理的な文章を書けているか
- どう書けばもっとわかりやすくなるか
- 読者はどんな情報を求めているか
毎回、気をつけるべきことを考えながら記事を書くことで、文章のレベルは格段に上がっていきます。
最初は時間がかかりますが、慣れれば自然と意識しながらできるようになりますよ。
あとは、とにかくコレです↓
ひたすら書く!立ち止まらずに書く!
文章の上達には、量をこなすことがかなり重要です。
たくさん書いてたらコツも掴めてきます。
語彙力を増やす努力は必要か?
これは人によって意見が分かれる点ですが、私個人としては増やす努力はした方が良いと思っています。
書く作業が圧倒的にラクになるからです。
語彙の数が多い=説明に必要な言葉をたくさん知っている
難しい語彙をそのまま使うことはなくても、噛み砕いて説明に使う場合はたくさんあります。
例:滋味に富む=栄養たっぷりで味わい深く美味しい
- 地産地消の野菜をたっぷり使った郷土料理の説明をしたい
- こういうのを滋味に富むって言うんだよな
- 滋味に富むじゃわかりにくいな
- じゃあそのまま噛み砕いて栄養たっぷりで味わい深いと書こう
1→2がすぐ思いつくと、伝わりやすい的確な説明にすぐアプローチできます。
表現のカテゴライズができていると頭の中での整理がつきやすいです。
ああでもないこうでもないと悩む時間が少なくなるので、書くスピードも上がりますよ。
語彙の数が豊富だとわかりやすい文章を書けるだけでなく、書く作業が圧倒的にラクになります。
注意!
語彙力を増やす努力は必要ですが、語彙力がないと書けないワケではありません。
今持っている言葉や語彙で十分書けるので、とにかく書き始めましょう。
× 語彙力をつけてから書く
○ 書きながら語彙の勉強もしていく
語彙力をつけてから書こうは一生書きません。
ライター初心者が意識すべきわかりやすい文章の書き方
わかりやすい文章を書くには、コツがあります。
コツを意識すれば、たとえライティング初心者でも伝わる文章が書けますよ。
気持ちをラクに書いていきましょうね!
※今からの説明をよりわかりやすくするための注釈
・文=主語と術後からなる一文
(例:私はハイキングに行った。)
・文章=いくつかの文をまとめて、主張を展開するもの
(例:私はハイキングに行った。とても良い天気だったので、木陰で休みながら鳥の声を聞いた。日々の喧騒を忘れる、癒しの時間だった。)
PREP法=わかりやすい文章の基本
論理的な文展開の基本である『PREP法』を意識すれば、わかりやすい文章がすぐ出来上がります。
PREPとは、論展開の順番の頭文字を取ったものです。
- Point=結論
- Reason=理由
- Example=具体例
- Point=結論(再度)
この流れに当てはめて文を組み立てていけば、頭にスッと流れ込むように説明や主張が入ってきます。
簡単な例を用いてみましょう。
新作コスメの紹介
1.PREP法を意識しない場合
アイシャドウでラメがザクザクのキラキラで、とても可愛いです。ライブやフェスのイベントにぴったりです。普段使いできそうなラメは、つやっぽい質感で濡れた感じの目元になります。ラメの種類が3種類以上あるので、日常に合わせて使いやすいのが特徴です。
2.PREP法を意識した場合
新作のラメアイシャドウは、あらゆるシーンで活躍する使い勝手の良さが魅力です。
質感の違う3種類以上のラメがあり、日常や特別なイベントなど使う場面に合わせて選べます。
濡れたような目元を演出するつやっぽいラメは普段使いに、ザクザクの大粒ラメはライブやフェスなどで目立たせたい時にぴったりです。
「普段使いもできるラメアイシャドウがほしい」という方におすすめしたい、今シーズンの新作コスメです。
なんとなく違いがおわかり頂けたでしょうか?
この紹介で言いたいことは、『あらゆるシーンで活躍する新作ラメアイシャドウ』です。
ポイント
-1の場合-
思いついたことをそのまま文章にして並べているので、何を言いたいのかわかりにくい
-2の場合-
PREPの順番に文を組み立てているので、何を伝えたいのか読んですぐわかる
文を繫げる順番を意識するだけで、伝わる内容に激変します。
一文だけならわかりやすく書ける方はたくさんいます。
(“昨日は友達と晩御飯を食べに行きました。”という一文を書ける方はかなり多いと思います)
繫げ方を意識すれば、ライティング初心者でもあっという間に伝わる文章が書けますよ。
最初は時間がかかるかもしれませんが、慣れてくると自然と考えられるようになります。
何度も書いて体に染み込ませていきましょう!
簡単な文を書く
PREP法と併せて意識したいのが、簡単で平易な文を心掛けることです。
理由はシンプルに、簡単な文は読む側も簡単にわかりやすく読めるからです。
先ほどの、PREP法を意識した新作コスメの例をもう一度見てみてください。
どの文章にも、難しい言葉遣いや言い回しが存在しません。
どこにでもあるような、簡単な文を繫げているだけです。
文は簡単でありふれたものでいい
PREP法の説明でもお話した通り、わかりやすい文章を書く上で大切なのは文の繫げ方です。
自分でも書ける簡単な文をルール通りに繫げれば、伝わる文章になります。
ライティング初心者は、簡単で平易な文を書いて繫げていくことを常に心掛けましょう!
自信がなくても『今すぐ文章が書きたくなる』おすすめの本3選
「とにかく文章力に自信がない」という方におすすめの本を、3冊紹介します。
読めば、自信がないというあなたもきっと何か書き出したくなるはず。
はじめの一歩を踏み出す勇気がぐんぐんと湧いてきますよ。
書く習慣
フリーランスのライターいしかわゆきさん著、楽しく書くための文章本です。
amazonの本(論文作法・文章技術ジャンル)にて、売れ筋ランキング1位を獲得しています。(2022年7月時点)
主なメッセージ
- 文法や作法に囚われず、あなたの思いを書こうよ
- 書くことを楽しもうよ
仕事での文章術やノウハウを学ぶというより、『書く』を習慣化する方法や『書く楽しさ』を知れる本です。
「書くこと自体に自信がない」と悩む背中を、力強く押してくれます。
こんな悩みを解決
- きちんと文章を書けるか不安
- 文章力の低さにコンプレックスを感じている
- 「書くことが楽しい」ってどういう感覚?
本全体がフランクな言葉遣いで非常に読みやすく、1章読むのも10分前後とかなり気軽に読めます。
読み終わる頃には、今すぐにでも何か書き出したくなるほど『書く』ことへワクワクできますよ。
在宅ライターの仕事に直接的に役立つとは言えませんが、読み終えると書く仕事への意識がちょっと楽しいものになる。そんな本です。
いますぐ書け、の文章法
人気コラムを連載してきた著者が、とにかく書き始めるために必要な心構えや考え方をつらつらと述べています。
発刊は2011年と古いですが、amazonレビューは星5中4.2と今でも多くの方に支持される良書です。
主なメッセージ
- 読む人のことを考えた文章を書くべし
- 正しさなんていらないから、とにかく書き始めよう
正しい技術や作法がなくても、読者が「おもしろい」と感じる文章は書けることを全編を通して伝えています。
「書くことを難しく捉えなくてもいい」と、読んでいて気がラクになりますよ。
こんな悩みを解決
- 文章を書くには才能が必要だと思っている
- 豊富な語彙が無いのがコンプレックス
「書くことを仕事にしたいなら、ごちゃごちゃ考えずいますぐ書け!」
そんな叱咤激励を優しく、おもしろく説いている本です。
「文章術のベストセラー100冊」のポイントを1冊にまとめてみた。
数々のベストセラーに携わった人気ライター2名がまとめた、文章術のノウハウ本です。
amazonの本(論文作法・文章技術ジャンル)にて、売れ筋ランキング10位を獲得しています。(2022年7月時点)
主な内容
- 今日から使える!文章術のノウハウがぎっしり
- 学生からプロのライターまで使える保存版
実用的な文章術のノウハウが詰まった本です。
わかりやすい文章を書くためのルールやコツを、重要度の高い順にランキング形式で紹介しています。
先ほど紹介したPREP法も、この書の中でより詳しく解説されていますよ。
こんな悩みを解決
- 心構えより実践的な書き方を知りたい
- 文章の書き方を網羅的に勉強したい
「、」と「。」の打ち方や「は」と「が」の使い分けなど、今この瞬間から文章を書く際に使える知識が満載です。
私も何度か読み返しています。
この一冊を網羅できれば、わかりやすい文章を書ける力がかなり身につきますよ!
書いてたら慣れる=上手くなっていく
まとめ
- Webライターに高い文章力は必要無い
- クライアントが求める文章が書ければ十分
- 伝わる文章はルールに従えば書ける
「文章力がなくて自信がない」と悩まなくても大丈夫です。
文章上達の近道は、とにかく書くこと!
書き始めれば、力は後からついてきます!
同じ主婦ライターとして、頑張っていきましょう!