今回は、このような疑問にお答えします!
まず一番先に言ってしまいますが、転職軸は必要です!
転職成功者は意識的にも無意識的にも転職軸をしっかり持って転職活動をしています。
転職軸があいまいだと転職失敗は既定路線と言っても過言ではありません。
今回は、転職軸の基本的な作り方を紹介します。
この記事の内容
- 転職成功には転職軸が必要不可欠
- 転職軸の作り方【基本】
- 転職軸を定めることの重要性
この記事を書いた人は
転職3年目のサラリーマン。転職活動を決意した時に一番初めに取り掛かったことは転職軸を作ることでした。最初に転職軸を明確にしたおかげで効率よく希望の企業を探すことができ、第一志望の企業の採用をゲットしました。
考えるべきことが多くて少し大変ですが、ここを頑張ればその後の転職活動はとてもラクになります。
では見ていきましょう!
転職成功には転職軸が必要不可欠
全年代に言えることなのですが、転職活動をする上で転職軸をしっかり決めてから行動することは非常に重要です。
転職に求める一番大事な部分を明確化できていると、企業選び・面接・条件交渉すべてにおいてブレずにいられます。
特に30代は20代の転職とは違い、“なぜ転職するのか”、“今の仕事ではダメなのか”をいかに論理的に説明できるかが肝となってきます。
理想の働き方を実現させるために転職軸が必要な理由と転職軸の作り方を説明していきます。
転職軸を定める→理想実現のスタートライン
業界や職種変更してまで理想の働き方を実現させたいなら、まずは転職軸を定めることが何よりの優先事項です。
“転職をしたい理由のコアな部分”である転職軸を最初に定めないと、理想からはどんどん遠のいていきます。
給料が良いから、残業が少なそうだから等の条件の良さに目を奪われ、仕事をする上での譲れないものを見落として転職をしてしまう可能性があるのです。
そうなると“転職すること”自体が目的となってしまい、“理想の働き方実現”とはほど遠い結末を迎えることになります。
理想実現のために行動するには、いかなる状況でもブレない大事な思い・意志=転職軸を持つことが重要です。
僕が何よりも優先したことは、『家族の時間を増やすこと』&『SEを辞めて興味のある仕事をすること』の2つです。
そして、たどり着いた転職軸はこちらです。
『家族の時間を増やす』→ワークライフバランスの重視
『脱SEで違う仕事』→アカデミック系やエンタメ系などの総合職
僕がどのようにしてこの転職軸形成に至ったかは後ほど順を追って説明します。
このように転職軸を定めると、膨大な求人を見ながら“あれもいいな”“こっちも良さそう”とフラフラする時間が無くなり、転職活動の効率がとても良くなります。
30代で理想の転職を実現させるなら、まずは転職軸をしっかり固めましょう。
次は転職軸の基本的な作り方です。
転職軸の作り方【基本】
転職軸をしっかり作ることで、筋の通った転職軸が完成します。
なぜなら、どうして転職したいのか?という問いから希望や不満点を確認し、それを解消するためにはどうするか?と考えることを繰り返していくからです。
“転職軸=転職理由のコアな部分”なので、あなたの転職したい理由を突き詰めていくとおのずと答えが見えてきます。
そのためには思いつく限りの転職理由や転職後の希望、現職の不満などを書き出すことが重要です。
転職軸を考えるステップ
- 転職理由を考える
- 目的が達成できる条件を考える
- 優先順位を付ける
転職軸を作ることで転職に求めるものの優先順位が明確化し、志望動機や転職理由も筋の通った説明ができるようになります。
具体的に手順を説明していきます。
1.転職理由を考える
まずは、なぜ転職したいのか?という問いへの答えを思いつく限り紙に書き出してみましょう。
些細なことも切り捨てずに思いつくまま書き出すことが重要です。
まず、どうして転職したいのかを考えてみました。
当時、実際に書き出したものはこんな感じです。
そして、次は転職に求めるものなどをひたすら紙に書いて頭の中を整理しました。
実際に書き出したものの一部がこちらです。
主だったものが見えてきたら、それがあなたにとっての仕事をする上で・人生の上で譲れないものです。
ここから具体的にどのような仕事=職種がいいのかさらに掘り下げていきます。
このように、どうして○○なのか?をひたすら繰り返し、希望と不満を明確化して突き詰めていきました。
上記をまとめて見えてきた転職理由は以下の3点であることがわかります。
- 家族との時間を増やすため労働環境を改善したい
- 家族3人で生活できるレベルの年収
- SEを辞めて興味のある仕事がしたい
ちなみに…
SEを辞めて総合職になりたいと書いていますが、30代でやりがいを求めて未経験職種に挑戦するのはかなりハードルが高かったです。
30代でやりがい重視の転職を成功させるための転職軸の考え方は、やりがいやワークライフバランスを重視!転職軸の考え方【30代】でより詳しく説明しています。
2.目的が達成できる条件を考える
見えてきた転職の目的は、あなたにとってどのような条件であれば達成できるか?を考えていきます。
①家族との時間を増やすために労働環境を改善したい
→月の残業時間少、転勤ほぼ無し、休日確保
②家族3人で生活できるレベルの年収
→現職の年収とライフプラン見直し後の年収を元に算出
③SEを辞めて興味のある仕事がしたい
→エンタメ、教育系などの総合職・企画職・分析職・経営戦略職
だいぶ掘り下げられてきました。
あと少しで完成です。
3.優先順位を付ける
転職理由(=目的と達成条件)の中で優先順位を付けます。
妥協点と譲れない点を明確にしておくと、希望条件に近い求人がいくつか出た際にどの求人が理想に一番近いかをすぐ判断できます。
①家族との時間を増やすために労働環境を改善したい→月の残業時間少、転勤ほぼ無し、休日確保
この項目がなによりの優先事項でした。
そして、順に②、③と続きます。
僕が本格的に転職を決意したきっかけは子供が生まれ、家族との時間をもっと増やしたいと心から思うようになったからです。
SEを辞めることと家族の時間は同列くらいに思っていたのですが、実際に整理するとSEを辞めることの順位は3位まで下がりました。
つまり、家族との時間を確保と労働環境改善ができればSEを続ける判断も納得のものだとわかったのです。
脱SEはマスト!と強く思っていた自覚はあったので、僕としても意外な結果でした。
このように優先順位を明確にすると求人応募や選考が進んだ後など、どの企業がより希望に近いかを判断する時に迷いが無くなります。
転職軸を定めることの重要性
転職軸を定める作業を行うと、転職後のギャップが非常に少なくなります。
なぜなら、仕事をする上で不可欠な要素ほぼ全てについて考えを巡らせることになるからです。
残業を減らせるなら他は求めない!など強い希望や不満のみクローズアップした状態で転職活動を行うことは非常に危険です。
このような思いだけで転職すると、“残業は減ったけど年収も少し下がった…どうせなら年収アップも狙えばよかった…”など後々新たな不満が出て、転職を繰り返す可能性が高くなります。
まず初めに求める条件と優先順位を明確にすることで納得した転職ができ、転職後も大きなギャップが生まれずに済むのです。
まとめ:転職軸を作って転職成功者になろう!
30代の転職は失敗できません。
転職軸をしっかり作れば、あなたも転職成功者の仲間入りができますよ。
理想の転職実現のためにがんばりましょう!
※この記事は、『監修:夫 構成・執筆:妻』で作成しています。
※記事のわかりやすさのため、夫視点での説明で作成しています。